中医学では「 肩不挙 」といい
肩関節の運動が障害され上肢が挙上できない状態をいいます。
現代医学の五十肩も同様です。
簡単にですが、
中医学の原因は
・ 痹病...壮年期に発症しやすいが虚弱な青年にもみられる 冷えや湿気で体の熱が阻滞されることで
・ 肩疑...更年期以降の婦人に多い やはり冷えや湿気、軽い運動痛から起きることが多い
・ 胸痹...壮年に多く、原因はわかりにくい 激痛つよく 男女とも発症しやすい点がある
・ 損傷...あきらかな外傷によるものがおおく 気滞 瘀血 がある
現代医学では
はっきりとした原因はわかっていないと多くの医学書に記載されています。
肩関節の構成組織の老化によって炎症がおこることを前提としています。
中医学の多くは壮年以降の冷えなどが加わったことに原因があります。
現代医学では老化により炎症がおこると、
私自身多くの患者さんに時間が掛かりますよとお伝えして治療をしていますが
最近は炎症を除く術より温める治療のほうが断然の効果があります。
つまり下半身を強くすることが大事となりますので
鍼灸治療や運動療法で下半身の強化をしています。